以前からT’sのアコースティックギターを使っていただいていたアコギ界の巨匠、吉川忠英さんのご紹介で、ChageさんがT’s Ukuleleのユーザーになっていただいたのが2008年の夏の事。
仕事中、携帯電話が鳴り、「あ、忠英さんからだ」と出た僕に、
忠英さん:「信ちゃんさぁ、今テナーウクレレの在庫ある?」
私: 「あ、少しだけどありますよ」
忠英さん:「そっか良かった。ちょっと電話代わるね。」
私: 「は?...」
「もしも~し!Chageで~す!」
私: 「うわっ!」
みたいな、それはもうびっくりな、でもとってもハッピーな始まりでした。
Chageさんのチョイスは、ハワイアンコアで作ったテナーウクレレ、「TMS-220」。ボディの縁に白いバインディングの付いたモデルです。
この、左の画像のテナーが同じモデルです。
それから1年以上にわたってChageさんにはT’sのTMS-220をずっとご愛用いただいてました。
その後何度かTVやライブでChageさんとTMSを見ていて、「Chageさん専用のウクレレを作ってみたい!」という思いが募り、マネージャさんに直訴したのが2009年10月。
嬉しいことにとんとんと話が進んで、11月に東京でChageさんとお会いしての打ち合わせをする事になりました。
まず、第1回目、東京での打合せで色んな楽器の写真を見ていただき、「この感じ、いいねぇ」となったのが、このウクレレ。
2008年のUkulele Exhibition of Hawaiiという展示会にに出品したテナーです。
アフリカンブラックウッドという木を使ってダブルカッタウェイ構造に作ってあります。
このウクレレの雰囲気と、特にサウンドホールの「C」な感じが良いね、ということで、サイズはせっかくだから今持っているテナーとは違うサイズがいい、後はお任せで僕がデザインをするという方向でまとまりました。
年末年始の休暇中、ずっと頭の中をぐるぐるとChage-leleの構想が回っていて、休み明けに仕上がったのが左側のスケッチ
そこから、「よりステージ栄えがするように、パワーや元気が見えるように!」と指板のインレイを修正したのが右側のスケッチです。植物の蔓が生き生きとグングンと伸びていくようなイメージです。
こういったスケッチを描いている時間って、とっても楽しいんです。乗ってくると、手が自然に動いてく感じ!
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1月初め、出来上がったChage-leleのスケッチを送ってChageさんやスタッフの皆さんに見ていただいたところ話が盛り上がって、Chageさんからの |
Chageさんの工房訪問当日は、本当に気持ちの良い素晴らしい青空! やっぱ、Chageさんパワーすごい!
工房内で、「あーでもないこーでもない」と楽しい時間が過ぎていきます。
ボディの材質を決めるのに、ステージ栄えとChageさんの音色の好みを両立させるべく何種類かの楽器用材を提案して、実際に色んな板材を並べてみたり。
結果、ボディの素材はタカハシ秘蔵のマスターグレードなハワイアンコアに決定!コアの特徴であるストライプがきれいに入っています。カーリーもばっちり。
アクセントとなるローゼットの「C」はステージで目立つように白いカーリーメイプル。コントラストが際立つように、指板は真っ黒なエボニー。ウクレレのサイズは「ミニテナー」に決定です。うん、いいウクレレになるぞ!

仕様が決まったところでChageさんと記念写真をぱちり!
さぁ、かっこいいウクレレ作るぞーっ!
仕様が決まったら製作開始!少しずつ丁寧に作業を進めます。
マスターグレード、5Aのカーリーコア。この板は特にストライプとカーリーがきれい。
こういったコアはサイドを曲げる時に非常に割れやすいので、慎重に少しずつ熱を加えながら曲げていきます。
曲げ終わったら、ライニングと呼ばれる補強を縁に接着。平行してボディトップとバックの加工も忘れずに進めときます。
Chage-leleはサウンドホールが変形タイプ。2つの円の中心をずらして、三日月のような「C」を白いカーリーメイプルで埋め込みます。
ボディの左肩には、今回のChageさんのDVDでも使われたChageさんマークをインレイ。
白蝶貝を慎重に切り抜き、ボディにもピッタリと嵌まる溝を加工して埋め込みます。
ボディが箱状に組み上がったら、バインディングと呼ばれる縁飾りを入れます。Chageさんのウクレレにはカーリーメイプルのバインディング。専用の接着テープを使って隙間が無いように接着していきます。
指板には、「Chage」の文字を大きく入れました。これは0.3ミリの細~いアルミニュームのラインを埋め込んでいます。ステージでもきれいに見えるといいなぁ。
指板を貼ると「C」マークが途切れてしまうので、指板エンド部分にもカーリーメイプルを入れ込んで、指板接着!塗装前の最後の工程です。
指板のインレイが仕上がったら、ネックと接着。この工程でほぼ楽器の形になります。ずれたりしないよう、慎重に。正確さが最も必要とされる工程です。
こちらは塗装の最終工程。10数回も吹き重ねた塗料を一旦サンドペーパーで磨いて、ミクロン単位の細かなでこぼこを削り取り、再びツヤを出す作業です。バフがけと呼ばれます。
数週間に渡る塗装工程が終わると、いよいよ組み立て作業。
ピックアップや弦によっても音色が変わってくるので、何種類も試しながら決定していきます。
そして...いよいよ完成です!
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構想から4ヶ月の間、悩みながら、楽しみながら作らせていただいた可愛いウクレレ。 |
Chageさんカスタムウクレレ / Chage-lele 完成!
ウクレレをとっても愛していただいているChageさんと、ウクレレ大好きなT’s Guitars高橋の、相思相愛のチカラで完成したChage-lele Chageさんオフィシャルブログ「ManyManyHappyReturns」![]() |
T’s Ukulele MiniTenor / Chage-Custom
仕様
・マホガニーネック
・エボニー指板/カスタムインレイ
・ハワイアンコア5A(マスターグレード)ボディ
・Chageさんマークのカスタムインレイ
・カーリーメイプルバインディング
・カーリーメイプル カスタム「C」ローゼット
ぜひご覧下さいね。
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2010年1月27日 (水) Special Ukulele for Chage、製作開始! 2010年3月 9日 (火) チャゲレレ製作記(Chageさんblog連動企画) 2010年3月11日 (木) Chage さんのチャゲレレ、塗装直前! 2010年3月21日 (日) 「花嫁は、夜汽車に乗って嫁いで行くの…」 2010年4月 5日 (月) Chage さん@渋茶会 |
インレイワーク
こちらは以前ブログに書いた記事を転載。ボディ左肩の白蝶貝のインレイ部分の記録です。











